「地域と大学連携のための公開シンポジウム~文京区と東京大学との連携を考える~」

東京大学は学問の追究を第一とするあまり、これまで社会に対して閉じられた存在でありました。その東京大学も、いま、大きく変わろうとしています。このシンポジウムでは東京大学のコース長自らが、東京大学が現在どのような取り組みを始めようとしているのか、その学術的な意義も合わせて講演いたしました。
130年の歴史上、ただの一度も周辺地域との地域連携を目的としたシンポジウムが開催されていないこと、それを打ち破るシンポジウムであったという、非常に意義の大きなものでした。
また、地域と大学との連携が叫ばれる中、世界有数の教育・研究機関である東京大学と、多数の教育・研究機関とそれに密着した企業群、およびそれを擁する文京区とは、今後どのように連携を行うことで、それぞれの特色を引き出しつつ、互いの魅力を最大化できるのか、という点についても活発な意見交換がなされました。今回、文京経済界と、東京大学、文化人、そして文京区民が一同に会し、意見を交わし、考え、交流を深める場を持ったということは、当事者のみならず地域全体、ひいては社会全体に対する長期的な利益をもたらす直接的な機会になったのではないでしょうか。
■パネリスト(敬称略)
○佐倉統
理学博士。東京大学大学院情報学環教授(文化・人間情報学コース長)
大学教授という立場から、なぜこれまで東京大学は地域に対して開かれていなかったのか、という制度上のお話をしていただきました。
○米倉伸三
株式会社ミイレー代表取締役社長。東京本郷ロータリークラブ前会長。
主に千代田区内の行政・大学・地域産業との連携活動をご紹介され、文京区にそういった活動がほとんどないことに対して問題提起をされました。
○渡辺よしひろ (コーディネーター)
学際情報学修士・政策科学修士。東京大学大学院学際情報学府博士課程。
大学の研究学問を使って、地域をつなぐかけ橋としての活動のご報告と、今後の大学と地域の連携を深めるためのビジョンを提案し、意見交換をされました。