なぜ文京区政にかかわるのか?
<背景>
私、渡辺よしひろはこれまで文京区に住み、文京区にある大学に通ってコミュニケーション・デザインを研究してきました(※1)。
ソーシャル・ネットネットワーキングのシンポジウム(※2)や研究会の運営(※3)などを通して、離れたもの同士をいかにつなげていくか、というテーマに取りくんで来ました。
<きっかけ>
文京区で暮らしながら、こうした研究に取り組んでいた矢先、再開発のトラブルに巻き込まれました。
そこで私はこれまでの区民とあたらしい区民との間に接点が無いことから来る、誤解と衝突をかいま見ました。
私は、大阪にいた頃に阪神大震災を体験したことを通じて、何か事が起こった際には、普段からのご近所付き合いがいかに大切であるかを痛感していただけに、この文京区の現状は大きなショックでした。
これまでの区民と新しい区民との間に対話する機会が少ないこと、それが再開発や文化保護、治安関係のトラブルを悪化させている原因になっていることを感じました。
また、地域のトラブルに巻き込まれる以前から、文教地区でありながら、文京区と東京大学との間に対話の場が少ないことから起こる誤解や不都合を経験することも多くありました。
たとえば文京区と東京大学との間を取り持つ窓口が無いことから起こる誤解。
また、文京区の大学に通い、文京区に住みながら、文京区のインキュベーション政策が弱いために他区で起業する学生の数が多く、せっかくの文教地区であるのに人材が流出している現状・・・
こうした誤解や人材流出は文京区と大学との間に恒常的な接点が無いことが原因であることも感じました(※4)。
<活動>
こうした接点が無いことから来るトラブルをどうすれば改善できるのか。
私は、自分ができる範囲のこと、つまり研究成果をこうした問題に対処するために還元しようと、文京区での活動を始めました。
具体的にはこれまでの区民と新しい区民との対話のきっかけ創りとして、文京区関連の情報発信(文京ごはん、文京区占い)をおこないました。
加えて、実際の対話の場としてオンラインとオフラインを活用したコミュニティ創り(文京区友の会、てくてく文京)をおこなってきました。
<そして今>
こうした活動を通じて現在、私には大きな確信が生まれています。
それはこのような対話の場を創り出していくことは、非営利でおこなわれるべきであるということです。
利益追求ではない姿勢で取り組んでこそ、はじめてこのような活動は価値を持ちます。
また、個人的には、これまで大学院で取り組んできた研究成果を、営利目的ではない方法で社会に還元していきたいと考えています。
そこで、いま、これまでの研究活動と地域活動の蓄積と経験をもとにした政策案を持って、文京区政にかかわっていきたいと思います。
文京区に住む一人の区民として、地域情報発信者として、研究にたずさわる研究者として、
渡辺よしひろ
http://yosihiro.net
※1:東京大学大学院学際情報学府修士号学位授与論文
※2:公開シンポジウム「ソーシャルネットワークとコミュニケーション手法の多様性」 2005
※3:東京大学コンテンツ創造科学Webコンテンツ研究会
※4:「地域と大学連携のための公開シンポジウム~文京区と東京大学との連携を考える~」 2007